釣り情報

久米島パヤオのキハダ釣り

沖縄の暑い夏が終わり、朝晩涼しくなる9月から11月は、釣り人にとって最も快適なシーズンです。魚の種類も豊富で、まだまだ釣果が期待できます。ぜひ、お越しください。

【釣果情報】2022年4月20日から5月9日までのご報告

2022年5月9日

日頃のご愛顧感謝いたします。 今後、定期的に当ホテルGMの盛吉から釣り情報に関する概要を皆様にお伝えいたします。 2022年4月20日から5月9日までの釣果をご報告を致します。 4月20日以降本格的にマグロの釣り客が増えています。 そして25日頃から5月7日までは餌釣り(パラシュート)は大きいのは40Kgから50Kgほどの魚が釣れています。 ジギングについては10Kg前後とまだ型が小さいです。 釣れるときは入れ食いの時もありますが、あまり釣れない日もあるようです。 今後定期的に釣り情報をお送りいたします。

パヤオとは

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“パヤオ”とは人工浮漁礁のことで、水深1000m以上の海底からたった一本のロープが海面付近(水深50m前後)または海面に設置されたブイまで伸びているだけというものです。久米島の周囲にはそんなパヤオが10数基設置され、前者を“水中パヤオ”と呼び、最近ではこちらが主流になっています。ブイが海面に浮かんでいる昔ながらのタイプのパヤオは現在2基しかありません。
10数基と数が曖昧なのは、水中パヤオは目視できず、しかも台風などによって消失してしまっている可能性があるため、漁師さんたちでさえその正確な数を把握できていません。
そんなパヤオになぜキハダをはじめとした魚類が集まって来るのかは諸説あり定かではありませんが、パヤオは概ねキハダといった回遊魚の回遊ルート上に設置されているため、いわば魚たちにとっては高速道路のサービスエリアのような存在なのかもしれません。
パヤオでの対象魚は、メインターゲットのキハダをはじめ、メバチ、ビンチョウ(ビンナガ)、カツオ、カジキなど。キハダのアベレージサイズは20〜30kgで、40kg以上の大物も珍しくなくヒットします。10kg以下のサイズでしたら、ほぼ間違いなくヒットします。このようなことから、久米島は“マグロの島”と呼ばれています。
ちなみに、島から最も近いパヤオは航程30〜40分ほど、遠いパヤオまでは港から2時間弱かかります。

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久米島のキハダ釣りのシーズン

ここからは、久米島の釣りのメインターゲットであるパヤオのキハダを中心に話を進めていきましょう。
久米島のパヤオではほぼ周年キハダを狙うことができます。ただ、11〜3月の冬場は北寄りの季節風が吹く日が多く、出船できない日が頻繁にあります。したがって、釣行されるのでしたら4〜10月がオススメです。
また、ここは南国・沖縄。7〜9月は日差しが非常に強く、万全の暑さ(熱中症)対策が必要です(釣りの際は、必ず多めの飲料水をご持参ください)。さらに、7〜9月頃は沖縄は台風シーズンとなります。
そういった意味では、4〜6月が釣りには最もよい時期といえるでしょう。その次に、9〜10月頃と続きます。またそれら時期でしたら、夏の観光シーズンのピークから外れますので、航空券やツアー代金が安くなるというメリットもあります。
ガーデンヒルズでは、ツアーのアレンジ、そして遊漁船の手配のお手伝いも承っております。さらに釣りでお越しのお客様は荷物が多くなりがちですので、事前に予約をしていただければ空港まで送迎に上がることもできます。お気軽にご相談ください。

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遊漁船と料金

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遊漁船は兼城港を中心に、島にある各港より出船します。小さな島ゆえ、遊漁船の数はそんなに多くありません。とくにベストシーズンの週末ともなれば、毎年非常に予約が取りにくい状況が発生します。したがいまして、釣行の予定が決まりましたら、早めのご予約をおすすめいたします。
久米島の遊漁船はチャーターのみです。料金は船によって異なりますが、おおむね7万円〜7万5000円です。

また、パヤオで釣りをする場合はパヤオ使用料として5000円必要です(1船あたり)。島周りでのGTゲームやジギングの場合は必要ありません。
エサを使用する場合は、別途エサ代が必要です。エサ代はその種類や使用する量によって異なりますので、船の船長にお問い合わせお願いいたします。

釣った魚は漁港から直送することができます。港に戻る時間を連絡すると集荷に来ますので事前に船長にご相談ください。

釣り時間と朝食について

パヤオでは釣り人は午前8時から利用可能と決められています。したがいまして、午前7時頃に出船し、午後5時30分頃港に戻って来るというスケジュールが一般的です。島周りの釣りはこの限りではありませんので、船長とご相談ください。
ガーデンヒルズでは朝食は通常午前7時からですが、出船時間に合わせ6時半頃に早めるといった対応もさせていただいております。お気軽にご相談ください。

パヤオのキハダのルアータックル

パヤオのキハダは、ジギングとキャスティングで狙うことができます。キハダのサイズは10kg以下のキメジから、40kgオーバーの大型も珍しくなくヒットします。アベレージは20〜30kgです。
したがって、タックルセッティングは悩みどころですが、20kg以下を数釣りたいのか、それとも数は釣れなくても一発大物を狙いたいのかといったように、自分がどのサイズを主に狙うかによって決めるとよいでしょう。
以下、タックル例を紹介します(あくまでも例ですので、細かいセッティングは各自でお願いいたします)

●ハイピッチ系ジギング

ロッド:5〜6フィート前後スピニングまたはベイトロッド(ジグマックス150〜200g程度)
リール:スピニング=S社8000番クラス/D社4500〜5000クラス(ノーマルギア、ハイギア)
ベイト=S社1500〜3000番クラス/D社20〜35番クラス/SOM社50〜
ライン:PE3〜4号300m以上
リーダー:フロロ14〜18号1.5〜6m
メタルジグ:ショート、セミロング、ロング150〜300g程度

●スローピッチジャークジギング

ロッド:6〜6.3フィート #3〜6パワークラス
リール:S社1500〜3000番クラス/D社20〜30番クラス/SOM社50〜
ライン:PE2.5〜3号400m以上
リーダー:フロロ12〜16号3〜6m
メタルジグ:スローピッチジャークジギング用200〜300g

●キャスティング

ロッド:8フィート前後キャスティング用(キャストマックス100〜120g程度)
リール:S社10000〜14000番クラス/D社5000クラス(ハイギアまたはエクストラハイギア)
ライン:PE4〜6号300m以上
リーダー:ナイロン80〜130Lb3〜4.5m
プラグ:80〜120g程度のフローティングペンシルまたはポッパー

パラシュート仕掛けとは?

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久米島のパヤオ周りにおける、エサによるキハダ釣りで使用される仕掛けは、現在は「パラシュート」と呼ばれるものが主流になっています。
それは元々は漁師が使用していたもので(もちろん現在でも使用されています)、その名の通りパラシュート、または傘の骨を抜いたようなナイロン製の生地の中央部分にオモリが付けられた形状をしています。
その中にコマセとハリス、付けエサを付けたハリを入れて口を締め、道糸に繋いで狙ったタナまで落とします。

タナに到達したら大きく竿を煽ることで、コマセとハリス、そして付けエサ(ハリ)が放出されます。
パヤオの周りには、カツオやキメジ、ツムブリ、カワハギの仲間など、本命となる20〜40kgオーバーの大型キハダ以外の魚もたくさんいます。
つまりこのパラシュート仕掛けは、そのようなエサ取り魚に邪魔されることなく、ダイレクトに大型キハダのタナまで付けエサとコマセを送り届けることができるというわけです。
このパラシュート仕掛けは、基本的には船に用意されているものを借ります。
ハリスの長さや太さは船や時期によって異なりますが、おおむね10〜15m、太さは50〜60号を使用します。素材はナイロンが主流です。ハリはスーパームツの20〜26号が多く使われています。
このような仕掛けについても、各自で用意するのか、それとも船に用意してあるものを使うのか、後者の場合は有料なのか無料なのかなどは船によって異なりますので、来島される前に必ず船長に確認をお願いいたします。
使用する付けエサやコマセも船によって大きく異なります。付けエサもコマセも冷凍キビナゴだけを使用する船もあれば、冷凍ムロアジのブツ切りを使う船もあります。コマセはキビナゴでも、付けエサには冷凍ムロアジのブツ切りを使う船もあります。その他、フスマ(家畜の飼料)を加えたり、それにイカスミを混ぜたり、イカの切り身を使用したり、釣ったキハダの胃の内容物を入れたりなど、エサのバリーエーションはそれこそ船の数だけ違いがあると言っても過言ではありません。
なぜなら、付けエサやコマセに何を使い、いかに大物をたくさん釣り上げるか…が、漁師さんのウデの見せ所だからです。このエサについてはすべて有料となりますので、こちらも乗船される船長に確認をお願いいたします。

ショアのライトゲーム

久米島の釣りはパヤオのキハダ釣りだけではありません。港やサーフ、リーフなど、ショア(陸)からも楽しめます。ターゲットは、イシミーバイ(カンモンハタ)やメッキ、コトヒキなどの小魚たちです。さらに、年に1〜2匹程度ですが、GTもキャッチされています。
また、久米島には東洋一の砂浜と呼ばれる「ハテの浜」があります。ここでは、ライトルアーゲームはもちろん、海水浴やシュノーケリングなどの様々なマリンアクティビティも楽しめます。とくに家族やカップルで久米島を訪れた際には、絶対に行っておきたい久米島ナンバーワンの観光スポットです。
ハテの浜へは陸伝いでは行けないため、釣りでも一般の観光客と同様にツアーを利用します。
ツアーは一日コースと半日コースがあり、料金はツアー会社によって異なりますが、一日コース(弁当+飲み物付き)で大人1名4000円前後、半日コースで大人1名3500円前後となっています。
久米島は島周りのポイントも多く、ホテルガーデンヒルズの目の前からも狙うことができます。また、ポイント探しの際は、スマホの地図アプリが便利です。

●ショアのライトゲームのタックル

ロッド:7フィート前後ライトキャスティングゲーム用(メッキ用、メバル用など)、7〜8フィートのショアシーバス用ロッドなど
リール:2500番クラス(ギアはお好みで)
ライン:PE1〜1.5号またはナイロン8〜12Lb
リーダー:ナイロン4〜5号1.5m程度
ルアー:小型スプーン、小型ミノー、小型トップウォータープラグ、小型メタルジグ、バイブレーション、シーバス用ミノーなど(ロッドのキャストウエイトに合わせてセレクトしてください)

釣り具(ロット)のレンタルを始めました。

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レンタルタックル
トローリング用(1本)  24時間5000円
餌釣り用 フカセ(1本) 24時間5000円
パラシュート(1本)  24時間5000円
ルアー(1本) 24時間4000円

※レンタルにつきましては、当ホテルご宿泊のお客様に限らせていただきます。

詳しくはフロントにお問い合わせください。